「居酒屋で飲む」というバラエティ番組と「おっぱい」について
家から帰ったら「ドラゴンボール」と「古畑任三郎」の再放送を見て、ご飯を食べながら「天才!テレビくん」を見る。
ゴールデンタイムには「学校へ行こう!」を見てから、「野ブタをプロデュース。」をこっそりと見る。
ベッドに入って「SMAPXSMAP」。「笑う犬の冒険」を見ながらうとうと、朝起きると「めざましテレビ」が「7時55分!7時55分!」と叫んでいる。
約12年前のぼくの記憶です。
ぼくは生粋のテレビっ子でした。家族揃ってテレビっ子でした。10年ほど前40インチで40万円するくらいのときに、父親が意気揚々とプラズマテレビを買って帰ってきた記憶があります。
そして、今、一人暮らしのぼくの部屋にも40インチテレビがあります。
(価格は10年前の10分の1。。。)
フジテレビ『ダウンタウンなう』
今日、テレビをつけると
という番組がやっていました。
「本音でハシゴ酒」という企画で、ダウンタウンとヒロミがいろいろな意味で「旬」なゲストとお酒を飲みながら「ここだけでしか聞けない話」を聞く、というものです。
朝青龍の引退騒動や、千原ジュニアの電撃結婚について、赤裸々に語られていました。
面白い、と思いましたが、それと同時に、
「似たような番組多くないか?」
と感じました。
「居酒屋で飲む」系番組
見た記憶のある番組だけでも、かなりの数がありました。
TOKIO松岡がゲストと一緒に西荻窪などでハシゴ酒する企画。
女性タレントがはしご酒をしながら女子会をする企画。
名古屋に帰省したときにやっていた、東海地区限定のローカル番組。
長寿番組、「笑ってコラえて」でも「朝までハシゴ酒」なる企画が。
ぼくらは「おっぱい」を見たい
これまで、トーク番組などで番組収録後の打ち上げの際のオモシロエピソードが語られることはよくありました。しかし、その飲み会自体を撮影して流すということはあまりなかったように思います。
このような番組が増えたのには、「番組制作費の削減」が大きく関係しているのは間違いありません。
居酒屋ならばスタジオに大規模なセットを組む必要がないので、その分のお金をキャスティング費に回すことができます。
では、なぜ視聴者はテレビ画面のなかで酔っ払っている芸能人を見て「面白い」と感じるのでしょうか。
ぼくは、「ハプニングへの期待」だと思います。
テレビには、「ハプニング」を期待させる力があります。
「ハプニング」つまり、「おっぱい」です。
いまどき、インターネットで探せばボロボロでてくるはずなのに、深夜ドラマでポロリとでるおっぱいのワクワク感はこの上ないものがあります。
そう、テレビの視聴者は、「おっぱい」を見たいんだと思います。
「居酒屋で酔っ払っていたら、もしかしたら芸能人の『おっぱい』を見られるかもしれない。」
そんな期待感があるからこそ、ぼくらはリアルタイムでテレビを見るのです。
↑の記事で、
「先にち◯こを見せるべし」
と書きましたが、ここでの「ち◯こ」と「おっぱい」は同義です。
なんだかparadoxicalですが、そういうことです。
居酒屋トークもおっぱいも見せ方が大事。
全裸よりも少しくらい隠れていた方がセクシーです。
と、一人居酒屋で飲みながら書いたので、こんな感じになりました。
おあとがよろしいようで。